「年金問題」って何がモンダイ?
ちょっと前のことになりましたけど,女優の江角マキコさんが年金のCMのことで物議をかもしてましたよね。
その強力キャラで国民年金の保険料を納めるようにアピールしていた本人が実は保険料を納めてなかったという,お役所らしからぬハイセンスなジョークでした。
でも,国民年金の保険料を納めてない人って,江角さんの他にもたっくさんいるんですよね,実際のところ。
2004年7月の数字で,払っていない人の割合が36.6%。
国民年金というのは,「国民皆年金」といって,日本国民であればどんな人でも加入するというタテマエの制度です。
国民3人のうち,まともに払っている人が2人もいないのに「皆年金」かよっ!
不況でお金に困って払えない人もいれば,年金はもらえないらしいという理由で払わない人もいます。
全員保険料払うことになってる制度で,それだけ払わない人がいたらそりゃ成り立ちません。
でも,冷静に考えたら,こんな疑問がわいてきませんか?
「年金って,保険料払わなかったら自分が老後にもらえないだけだろ?なんでそれが制度に影響を与えるんだ?」
う〜ん,スルドイ!
一番大きな理由は,
「あなたが納めた保険料は,そのままお年寄りの年金支払いに回される」
からなんです。わかります??
つまり,あなたが納めた保険料は,あなたが年金をもらうようになる年まで運用・プールされるわけではなく,国は右手で受け取った保険料を,左手でお年寄りに年金として渡す仕組みになってるんです。
この仕組みを「世代間扶養」なんて言います。
しかも,日本は世界一のスピードで高齢化に向かって突っ走っている国。ただでさえ年金のもらい手が増えているのに,払い手がお金を出してくれなかったら…。
年金を減らすか,保険料を上げるしかないですよね。
そしたらますます年金のメリットは減って,ますます保険料を払わなくなる…
負の循環ですな。
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